話す、聞く、食べる、飲む...
日常生活を守るために
① ことば ② 聞こえ ③ 声や発音 ④ 嚥下(食物の飲み込み)の障害は、生まれつきのものから病気やけがによるものまで原因はさまざまで、小児から高齢者までが対象です。脳卒中による高次脳機能障害では、失語症など言語機能の回復のみならず、認知症など、その人の生き方や尊厳を守るためのリハビリテーションの有効性も認められています。
言語聴覚士は、日本では1997年に法制化された国家資格です。超高齢社会となり、老齢期の脳卒中などの後遺症による失語症や嚥下(えんげ)障害、認知症が増えており、言語聴覚療法を必要とする人は全国で650万人以上と言われるなか、有資格者は現在約30,000人。今後、社会的ニーズが高まり、医療のみならず、教育や福祉の分野にも活動の場が広がることが予想されています。