国際医療福祉大学

医療福祉のお仕事BOOK

「チーム医療・チームケア」ってなに?

たとえば、糖尿病が原因で脳梗塞になり入院。
「退院に向けて歩行訓練を始めた患者さんを想像してみましょう。
その人に関わっているのは目の前の理学療法士だけではありません。
医師、薬剤師、看護師はもちろん、後遺症によっては作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士。
さらには、診療などのデータを管理する診療情報管理士、
療養に関わる制度についてアドバイスする社会福祉士。
退院後、切れ目なく介護サービスが必要になる場合は介護福祉士など、
ほかにも多くの専門職が関わっています。
しかし、それぞれの専門職が自分の視点からだけ患者さんを診ていたのでは、
患者さんにとって本当に必要な医療やケアのサービスを提供することはできません。
患者さんに関わる多くの専門職が、患者さんの状態や希望などを共有し、
共通の目標を立てて、医療やケアのサービスを実施するのが
「チーム医療・チームケア」です。

医療福祉のキーワード

「チーム医療・チームケア」は
どうやって学ぶ?

さまざまな専門職が働く医療福祉現場と同じような環境にあるのが国際医療福祉大学です。
医師、薬剤師、看護師をはじめ、リハビリテーション、福祉、医療経営などの専門職をめざす学生が集まっています。この強みを生かしたカリキュラムが本学独自の「関連職種連携教育」。学部・学科の垣根を越えたチームを作り、医療福祉現場で「チーム医療・チームケア」を実践します。
ほかの職種との共同作業やコミュニケーションのノウハウを獲得し、卒業後、「チーム医療・チームケア」の一員として活躍できる力を身につけます。