学び&お仕事 Q&A
- 大学で学ぶメリットは何ですか?
- 専門学校で学べば、より早く社会に出られる場合もあります。しかし、たとえば看護の分野において4年制大学では保健師国家試験の受験資格が取得できるなどの違いがあります。また将来の職場でのステップアップの際にも大学卒が条件になる場合がありますので、めざす将来によっては注意が必要です。さらに4年制大学のメリットとして、"さまざまな学問に触れられること"が挙げられます。ボランティアや海外研修、課外活動などは、医療福祉の専門職に最も必要な、"豊かな人間性"を養うことにつながります。さまざまな専門職をめざす友人との交流や人脈は、社会に出て役立ちますし、さらに、教員の研究活動を見たり、学会に参加したりすることで知的好奇心が芽生え、進路の選択肢が増えることもあるでしょう。
- 医療福祉系の大学に進学するには、
理系の知識が必要ですか?
- 入試区分や学科によっては理系の科目を受けなくても入学することが可能です。ただ、入学後には理系の知識も必要になってきます。そのため国際医療福祉大学では、新入生全員の学力レベルを合わせるために、1年次に数学や物理、化学の基礎的な講義を行うことで知識を補うカリキュラムを実施しています。高校で理系科目が苦手な方でも、入学後に追いつくことは十分に可能です。
- 国家試験は難しいですか?
- 決して簡単とは言えません。特に医療福祉の資格は、人の命や健康を扱う資格ですから、きちんとした知識と技術を持った人でないと合格するのは難しいです。そのために、大学ではいろいろな試験サポートを行うところが増えてきました。日ごろの勉強のほかに、自分に合った試験対策ができる環境を整えることが大切です。
- 不況でも就職できますか?
- 医療福祉の分野は不況に強いのが特長です。不況で収入が減ると、普通欲しいものをあきらめたり、我慢したりしますが、病気は防ぐことはできません。だからこそ、時代に左右されない安定した求人が維持されるのです。また、医療福祉の資格を持っておくと、ライフスタイルに合わせて再就職するときにも有利です。