国際医療福祉大学

教員インタビュー

多くの出会いが人生を創る、
自分の考えに固執せず、
広く知識を求めよう
小田原保健医療学部 作業療法学科
山本 潤助教

研究内容 About a study

主な研究について

高次脳機能障害の
症候メカニズムについて

高次脳機能障害の症候メカニズムの解明の研究をしています。特に、生活障害と言われる「失行」に関連する障害について取り組んでいます。「失行」という障害は、非常に難しい障害の一つであると思われているため、現在までも、病態は明らかにされていない点が多くあります。リハビリテーションの分野においても、適切なリハビリテーションの提供に至っていないこともあるので、その一助になれればと思い、地道に研究を続けています。

研究する上で、楽しいこと、
印象に残っていること

障害状況を理解してもらったときや、
治療戦略を導き出したとき

研究は、新しい知見を導き出すことに本質があるかと思いますが、研究を行うにあたっては、周辺知識も深めていく必要があります。そのため、より多くの先行研究を学ぶことを心がけています。特に臨床では、患者様やそのご家族様へ、障害の説明を行う際に、その知識が生かされ、障害状況を理解することに繋がることも多く、その際は、やりがいを感じ、嬉しく思います。また、障害メカニズムを、独自の解釈から新たな治療戦略を導き出し、改善が示され、成果があったときは、やってきてよかったと思います。

研究する上で、大変なこと

悩みと向き合う日々です。
「作業療法」の魅力も
より深く感じています

私の研究は、数値により導かれる研究ではなく、観察や評価などのように多角的に考えて展開していくため、偏った考えになってしまうと、適切な内容に辿りつかないことがあるため、日々、悩みながら取り組んでいます。幸いにも、私は、周囲の環境や人に恵まれているため、かつて大学院で指導していただいた教授や職場の同僚からも助言をいただくことができ、多くの問題を乗り越えてくることができました。

特に、今までで一番心に残っているのは、学生時代の臨床実習です。座学で学んだ事柄だけでは通用せず、そこから自分で考えて・・・という過程で、非常に頭を抱えた覚えがあります。ただし、しっかりと悩み抜いたおかげで「作業療法」の魅力を感じることもでき、今思えば、目標がより明確になった分岐点だったかもしれません。

今後の展望

「着衣」に関する研究を、
今後も掘り下げていきたいと
思っています。

障害によって、今までできていたことができなくなることは、とても辛いことです。歩けなくなったとか、食事ができなくなったというのと同じように、着たい服が着れなくなったということも、ファッション好きの方にとってはとても辛いことです。「着衣」は、日常で必要不可欠な行為のひとつであり、その障害メカニズムの解明、さらには、そのリハビリテーションについての考察をまとめていきたいと思っています。

学生について About a student

学生たちの様子、本学のいいところ

授業に、真剣に取り組んでいる学生が
とても多いこと。

非常に真面目な学生が多いと感じています。将来、何がしたいかという自分の目標を、しっかり持てていることが、授業に取り組む姿勢に表れているのかもしれません。
学科ごとに授業を行うため、クラスとしてのまとまり感も強いと思います。また、ボランティアやサークル活動など、大学以外の時間でも交流を深めているようです。仲間意識が強く、お互いが助け合っていて、私個人としても、誇りに思える点です。

研究内容は、社会でどんな役に立つのか

一つの考えだけに
終着しないようにすることが大切

人それぞれに考えは異なり、その感じ方も様々です。自分の世界だけで物事を考えずに、多くの経験を通して、広い視野で物事を深く考えられるようにということを、いつも伝えています。作業療法に限ったことではありませんが、医療職というのは、良好な対人関係を築くことが重要です。相手(患者様や医療関係者)に信頼してもらわなければ、良い治療にも結び付きません。こうしたことができる人は、相手を認める力がある人です。これは、社会においてどの分野でも必要なことであり、協調性にもつながります。

学校だけで学ぶことではないかもしれませんが、経験する場のひとつとして、本学があれば嬉しく思います。私自身もまだ若輩者ですので、多くの人に出会い、話をして、吸収していきたいと考えています。

どんな学生にふさわしい大学か、
また、卒業生はどんな仕事に就いているか

継続する力がある人。
医療分野で活躍したいと思われる人。

作業療法士に向いているのは、思いやりや優しさがある人だと思います。どんなことでも続けられる力がある人は、自分の置かれたその分野で、さまざまな活躍をしていけると思います。
卒業生は、「作業療法士」の国家資格が取得できるので、病院や施設などで働く方が多いと思います。ただし、「作業療法士」は幅広い分野で必要とされる職種であるため、行政や地域、さらにはスポーツの分野で活躍されている方もいます。

メッセージ Message

高校生(受験生)へのメッセージ

たくさんの経験をし、多くの人と出会う機会を重ねることで、人は、人生の財産を多く得ることができます。この大学での勉学や部活動、趣味といったひとつひとつが、皆さんの人生に貢献できることを願っています。大学でお会いできることを楽しみにしています。

小田原保健医療学部 作業療法学科
助教
山本 潤

所有資格:作業療法士
出身地:神奈川県
趣味:サッカー、美術館巡り、カフェ巡り、音楽鑑賞、映画鑑賞、デザイン関係
愛読書:「本日は、お日柄もよく」原田マハ(徳間文庫)、「デカルトの誤りー常道、理性、人間の脳」アントニオ・R・ダマシオ

所有資格:作業療法士
出身地:神奈川県
趣味:サッカー、美術館巡り、カフェ巡り、音楽鑑賞、映画鑑賞、デザイン関係
愛読書:「本日は、お日柄もよく」原田マハ(徳間文庫)、「デカルトの誤りー常道、理性、人間の脳」アントニオ・R・ダマシオ

休日の過ごし方

サッカー、もしくは家族で出かけていることが多いです。サッカーは、一番長く続けてきたことで、友人との繋がりを感じられる場でもあり、これからも一生続けていきたいと思っています。今は、社会人チームで汗を流しています。

好きな言葉

望みは空より高くあれ

最近興味を持っていること

子供と公園などで遊ぶことです。まだ年齢が小さく、これまでの自分の生活では関わることのなかった年ごろなので、一緒にいると発見することがたくさんあります。